
第2次試験(筆記試験)の概要はこちら

筆記試験の合格発表から口述試験の試験日まで時間がないので、概要は早めに押さえておきましょう。
第2次試験(口述試験)の受験資格
第2次試験(口述試験)は、第2次試験(筆記試験)において相当の成績を修めた方を対象に、口述の方法により実施します。

第2次試験(口述試験)の試験方法
第2次試験の口述試験は、筆記試験で出題された4事例の中から問題が出されます。

- 「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
- 「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
- 「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
- 「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
上記の4事例のうち、2事例を試験官が任意に選び、その事例に沿った質問をします。
受験生はその質問に答えていくといった流れになります。
受験生1人に対し、試験官が2人と面接するのが一般的です。


試験時間・合格基準
口述試験の試験時間(面接時間)は約10分間となっています。
また、口述試験の合格基準は、評定が60%以上であることとなっています。
おおまかなスケジュール
第2次試験(筆記試験・口述試験)のスケジュールは以下のようになっています。
<第2次試験>
- 出願期間:8月下旬~9月中旬
- 筆記試験実施日:10月下旬の日曜日
- 筆記試験合格発表:12月上旬
- 口述試験実施日:12月中旬の日曜日
- 口述試験合格発表:12月下旬~翌年1月上旬
ここで注意しておきたいのが、「筆記試験の合格発表日」と「口述試験実施日」までの間隔が“1週間~10日間程”しかないという点です。
口述試験はそこまで対策に時間がかかりませんが、普段、仕事で忙しい人は予め対策を立てておく必要があります。

合格率の推移
第2次試験(口述試験)における合格率の推移は以下のようになっています。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
平成30年度(2018年) | 906人 | 905人 | 99.9% |
平成29年度(2017年) | 830人 | 828人 | 99.8% |
平成28年度(2016年) | 842人 | 842人 | 100.0% |
平成27年度(2015年) | 944人 | 944人 | 100.0% |
平成26年度(2014年) | 1,190人 | 1,185人 | 99.6% |
平成25年度(2013年) | 915人 | 910人 | 99.5% |
※受験者数は口述試験を受験する資格を得た人の人数です。
合格率は毎年99%を超えています。


なので、面接でしっかり受け答えできれば十分合格できる試験だと言えます。
ここまで来れば中小企業診断士になれるまで後一息です!
試験日は冬で体調を崩しやすい時期でもあるので、試験対策も大事ですが健康管理にも十分気を使ってください。