
ABC分析とは?
在庫を重要度(例えば、取扱い金額や構成比率など)の高い順に並べて、A、B、Cの3種類に分けることで、管理の重点を決めるのに用いる分析手法です。

分類の方法
分類の仕方に決まった方法(しきい値)はありません。今回は例として品目数により、A:20%、B:30%、C:50%という割合に分類して説明します。
A品目(重要管理品目)
品目数累計の上位20%を占める品目。在庫金額では全体の80%程度に対する。
B品目(中程度管理品目)
品目数累計の20~50%に含まれる品目。在庫金額では全体の15%程度を占める。
C品目(一般管理品目)
品目数の50%を占める。ただし、在庫金に占める割合は5%程度。
各品目ごとの管理方法
A品目の管理方法
欠品を起こさないよう注意ししつつも、できるだけ少ない在庫水準を保つようにする。発注方式は定期発注方式などが適します。
B品目の管理方法
A品目よりは管理基準を下げ、欠品しないよう注意します。発注方式は定期発注方式・定量発注方式などが適します。
C品目の管理方法
C品目の在庫管理においては効率化を優先させます。発注方式は定量発注方式・ダブルビン方式などが適します。
