
企業の社会的責任(CSR)とは


企業が事業活動を通じて、自主的に社会に貢献する責任のことをいうよ。
企業は、社会の中で多くの人(団体)と協力し、経済活動だけでなく、社会的に影響をおよぼす企業活動全体に対しても責任を果たすことが求められています。
社会的責任の領域
企業の社会的責任(CSR)には、基本責任、義務責任、支援責任という3つの領域で構成されるという考え方があります。
基本責任
基本責任は、本業を全うする社会的責任です。法令や社会倫理を遵守し、コーポレート・ガバナンスの確立を図ります。また、積極的で透明な情報開示を行ったり、顧客からの問い合わせに真摯に対応するなど、説明責任を果たすことです。
義務責任
義務責任は、事業経営を通して取り組む社会的責任のことです。例えば、「雇用機会の提供」、「納税義務の遵守」、「内部不経済(不公正取引、情報隠蔽など)の排除」、「外部不経済(公害・環境破壊など)の排除」などが挙げられます。

支援責任
支援責任は、基本・義務責任を果たした上で社会に貢献する責任です。近年、この支援責任が社会に強く求められています。たとえば、環境を守ったり、文化的・人間的な社会づくりに貢献する社会的活動が求められます。

具体的にはどんなことをすれば良いの?

たとえば、以下のような活動が企業の社会的責任(CSR)を果たす活動として挙げらます。
- 文化支援(メセナ活動など)
- 社会支援(フィランソロピーなど)
- 経済支援(国際経済援助など)
- 政治支援(公正な政治献金など)
もちろん、これ以外にも社会的責任(CSR)を果たす活動はたくさんあります。
