
収益性分析とは?
収益性分析とは、企業がどれだけの利益を獲得しているかを見る分析です。
資本に対する利益の割合(資本利益率)や、売上高に対する利益の割合(売上高利益率)、売上高に対する費用の割合(売上高費用率)などを調べて分析を行います。
- なお、資本利益率や資本回転率を算出する際、資本(ストック:一時点の残高)と売上高・利益(フロー:1年間の累積)という期間の基準が違う指標を使って算出する点に注意が必要です。
- 通常であれば、資本(ストック)を売上高・利益(フロー)の基準に合わせるため、期中平均値〔例:(前期末残高+当期末残高)/2〕を用います。
- ただし、中小企業診断士試験において、問題中に1期分(当期分)の数値しか与えられていない場合は、当期分の数値を使います。
資本利益率
投下した資本に対して、どれだけの利益を生み出したかを表す指標です。

▼資本利益率の例
売上高利益率
売上に対して、どれだけの利益を生み出したかを表す指標です。原則、高い方が望ましい指標です。
▼売上高利益率の例
売上高費用率
売上に対して、どれだけの費用がかかったかを表す指標です。原則、低い方が望ましい指標です。
▼売上高費用率の例