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「法律行為の種類」を分類別に覚えていこう


アウル先生
今回は中小企業診断士試験の「経営法務」から『法律行為の種類』について説明するよ!

法律行為とは

法律行為とは、意思表示を要素とする法律要件で、意思表示の内容どおりの法律上の効果が生じる行為のことです。
意思表示の内容は確定でき、実現可能で、かつ、強行法規や公序良俗に反しないものでなければならないとされています。

アウル先生
法律行為は以下の種類に分類することができるよ!

態様による分類(契約・単独行為・合同行為)

契約

2人以上の意思表示の合致により成立する法律行為

単独行為

1つの意思表示により成立する法律行為
(例:遺言、取消し、解除など)

合同行為

同一の方向に向けられた複数の意思表示を要素とする法律行為

効果による分類(債権行為・物権行為・準物権行為)

債権行為

債権上の効果を発生または消滅させる法律行為
(例:売買、賃貸借、消費貸借など)

物権行為

物権を発生または消滅させる法律行為
(例:所有権移転や抵当権設定など)

準物権行為

物権以外の権利を発生または消滅させる法律行為で履行問題を残さないもの
(例:債権譲渡や債務免除など)

※ちなみに、物権行為と準物権行為をあわせて処分行為といいます。

形式による分類(要式行為・不要式行為)

不要式行為

特段の方式を踏むことなく成立する法律行為
※法律行為は原則として不要式行為となります

要式行為

一定の方式を踏むことが必要とされる法律行為
(遺言は要式行為にあたります)

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