
株式会社の特徴とは?
会社には、「株式会社」、「合同会社」、「合名会社」、「合資会社」などの形態があり、それぞれに特徴があります。今回はその中でも「株式会社」の特徴を見ていきます。
間接有限責任
株式会社の出資者責任は、間接有限責任となっています。
間接有限責任とは、出資者(株主)が出資した範囲内においてのみ、限定的に責任を負うことです。例えば、会社が倒産してしまった場合、債権者に対して株式や企業の保有資産の範囲内で責任を負えば済むことになります。
このため、出資に対するリスクが軽減され、多くの出資者(株主)から出資が受けられることに繋がります。
経営と所有の分離
株主(特に大企業において)は、その企業の経営に係る知識・能力を有しておらず、経営に参画することも難しいケースが多く存在します。
そこで、その株式会社の経営を「株主総会、取締役、取締役会、監査役会などのさまざまな機関」に任せて合理化を図っています。
このように、経営する側(株主総会、取締役など)と所有する側(株主)が分かれていることを“経営と所有の分離”といいます。

株主と株式
株式会社の資本は、譲渡可能な株式という形で管理・運営されています。また、株式会社への出資者は株主と呼ばれます。
株式を所有すると、原則、株主総会で議決権(決議に参加して票を入れることができる権利)を行使することができるようになります。
