今回は「運営管理」から『生産管理の基礎知識(定義・基本機能・目的)』について説明するよ!
生産管理の定義
生産管理の定義について、JIS(日本工業規格)では次のように定義されています。
番号 | 用語 | 定義 |
1215 | 生産管理 | 財・サービスの生産に関する管理活動。 備考1. 具体的には,所定の品質 Q (quality) ・原価 C (cost) ・数量及び納期 D (delivery, due date) で生産するため,又は Q・C・Dに関する最適化を図るため,人,物,金,情報を駆使して,需要予測,生産計画,生産実施,生産統制を行う手続き及びその活動。 備考2. 狭義には,生産工程における生産統制を意味し,工程管理ともいう。 |

生産管理の基本機能(需要の3要素)
生産管理の定義より、生産管理の基本機能には以下の3つの要素が挙げられます。
- 品質管理:Quality(品質)
- 原価管理:Cost(原価)
- 工程管理:Delivery(納期)


生産管理の目的
生産管理の目的は、上記の品質Q、原価C、納期Dを満たすため、「生産の4M」を合理的に運用することです。

生産の4Mとは?
生産の4Mとは、人(Man)、機械 (Machine)、材料 (Material)、方法 (Method)のことです。
それぞれのアルファベットの頭文字を取り、生産の4Mと呼ばれています。
例えば、生産工程で不具合が発生した場合、4Mのいずれかに問題(原因)があることが多いため、4つの視点から原因究明や改善を図っていきます。